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  [相続]の基礎知識

解説 解説編
 

Q.8(相続放棄と遺産分割の関係について)

例えば,親の借金を,子供らは必ず相続しなければならないものではないことは,理解できました。

ところで,Q.7でも質問されていましたが,父の相続に関して,子供は受け取らず母に全部相続させる場合には,子供等全員が相続放棄をすることでも,同様の結果になると思うのですが,違いがあるのでしょうか?
 
A.8

これは,勘違いをされている方も多いのではないかと思います(恥ずかしながら,私も学生時代にはご質問の内容と同じように間違って理解しておりました…)。

今のご質問で,子供さん全員が相続放棄をされると,お母様だけが相続人になると思われがちですが,法律上は,相続放棄をされた方は相続開始時に遡って相続人ではないということになりますので,被相続人であるお父様には第1順位の相続人がいない場合と同じということになります。

そのため,この場合には,お母様と,お父様の父母(直系尊属)又は兄弟姉妹の方が相続人となることになり,お母様と第2,第3順位の方がお父様の遺産を相続することになりますので,注意が必要です。
ですから,ご希望のような相続を実現させるには,原則としては,お母様とお子様全員でA.7に記載したような,お母様が100%,お子様は各々0%の割合で取得するという遺産分割協議をしていただく必要があります。

もっとも,お父様の直系尊属の方及び兄弟姉妹やおい・めいも一人もおられない場合には,お子様全員が相続放棄をした場合でも,同様の結果となりますが,戸籍を確認するなどして,第2順位,第3順位の相続人がおられないことの確認が必要ですし,万一の場合には紛争の種になりかねません。

そこで,ご質問のような場合には,A.7のような遺産分割協議をなされることをお勧めいたします。
なお,相続財産の中に債務がある場合に,A.7のような遺産分割協議では,お子様方はお父様の債権者に対して,支払を拒否することはできないことには注意が必要であることは,先に説明した通りです。
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