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  [相続]の基礎知識

解説 解説編
 

Q.14(相続放棄の効果について)

自営業を営んでいた父が亡くなりました。

この不況下で多額の借金がありましたので,母と私達兄弟は相続放棄の手続を家庭裁判所で取り,全員,相続放棄の申述を受理してもらいました。

ところで,私達の祖父は現在老人ホームで生活しておりますが,まだ元気にしております。

私達(母と子供)は全員相続放棄をしてしまいましたが,そうなると,父の借金は祖父が相続することになるのでしょうか?
 
A.14

その通りです。

A.8でもご説明しました通り,お父様の相続に関して,第1順位であるあなた方子供様全員が相続放棄の手続を取られると,法律上は第1順位の相続人がいなかったことになり,第2順位である直系尊属であるあなたの御祖父様がお父様の相続人となりますので,御祖父様が自ら相続放棄等の手続を取られなければ,お父様の借金を相続されることになります。
ですから,同一順位の相続人の方全員が相続放棄の手続を取られるときには,後順位の相続人の方にその旨を連絡されて,必要であれば相続放棄等の手続を取られるよう,ご連絡をされることをお勧めします。

又,あなたの御祖父様が相続放棄をされた場合には,他にお父様の直系尊属の方がご存命でなければ,あなたのお父様にご兄弟がおられるときには,今度はお父様のご兄弟がお父様の相続人となられますので,御祖父様又はあなた方のほうから,その旨をお父様のご兄弟にご連絡されることをお勧めしますことも同様です。
なお,先順位の相続人全員が相続放棄をした結果,後順位の相続人が相続する場合,相続放棄の熟慮期間は先順位の相続人全員が相続放棄されたことを知った時から進行することになりますので,全員の相続放棄を知られたのが,被相続人の死亡時から3ヶ月を超えていた時であったとしても,そのことだけで相続放棄ができないことにはなりません。

但し,A.13でも説明しました通り,御祖父様やご兄弟の方とあなた方家族が頻繁に交流されていて,お父様が多額の借金があることを,御祖父様やご兄弟の方が充分ご承知されていて,子供であるあなた方やお母様が,お父様の死後速やかに相続放棄の手続を取られることは当然予想できる等の事情がある場合には,お父様の死後,余りに長期間を経ての相続放棄の申述は,たとえ後順位の相続人であっても,手続が遅れたことはその旨の確認を怠った落ち度があり無効であるからと,債権者から請求される可能性が残りますので注意が必要です。
通常,被相続人にお子様がおられる場合には,直系尊属の方やご兄弟の方は,自分が相続人となることはないと思われますし,お子様が全員相続放棄をされたことで後日債権者等から請求がなされること等は,通常は予想されていないものと思われます。

ですから,あなた方お子様全員が相続放棄の手続を取られた場合には,全員が相続放棄の手続を取られたことを,後順位の相続人の方には速やかにご連絡をされることをお勧めします。
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