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  [遺言]の基礎知識

解説 解説編
 

Q.7(自筆証書遺言の訂正方法について)

自筆証書遺言を作成してみたところ,書き間違いが見つかり訂正することが必要となりましたが,遺言書の訂正は難しいと聞いています。

どのように訂正すればよいか教えて下さい。

それとも,訂正をするくらいであれば書き直した方がよいでしょうか?
 
A.7

自筆証書遺言の訂正については,民法では,
「遺言書に加除その他の変更をしたときは,遺言者がその場所を指示し,これを変更した旨を付記して署名し,更にその変更場所に押印しなければならない。」
と定められています。
以下は訂正方法のサンプルです。

全て,自筆で書かれたものとして参考にして下さい。

自筆証書遺言訂正見本1 自筆証書遺言訂正見本1
自筆証書遺言訂正見本2 自筆証書遺言訂正見本2

自筆証書遺言訂正見本3 自筆証書遺言訂正見本3
上記のいずれの方法でも構いませんが,このように,民法で指定された方法で訂正されなかった場合には,その訂正は無効となり,元々の遺言書の内容が有効とされることになりますし,もし,元の内容が分からないような訂正方法(黒く塗りつぶす等…)を取られていた場合には,遺言を破棄されたものであるとか遺言自体が無効であると争われることにもなりかねません。

通常の書類(契約書等)の訂正であれば,訂正箇所に押印して,欄外に訂正した旨を記載して押印する方法が一般的ですが、それに比べると上記サンプルで分っていただける通り,自筆証書遺言の訂正は訂正した旨の記載の後に署名が必要になる分,厳しい方式を要求されていることになります。
訂正でよいか書き直さなければならないかという点につきましては,民法の指定する方法で訂正されるのであれば,新たに書き直す必要まではなく,訂正でよいということになります。

但し,訂正か書き直しかどちらがよりよい方法であるかという点については,あくまで私の個人的な意見ではありますが,訂正の内容が,不動産の所在や銀行名等を単純に間違って記載した程度のものだけで,かつ訂正箇所が2,3箇所程度に留まるのであれば訂正でもよいかと思います。
しかしながら,財産を渡す人やその人に渡す財産の内容を変更するような訂正は,訂正後の遺言書で訂正前の内容が判るだけに,訂正によって取得分が減った方は,何故遺言を訂正して自分の取得分を減らされたのかと不満を持たれるであろうことは簡単に想像していただけると思いますので,イザというときに相続人等の間で争いのもとになる可能性が高くなると思います。

そこで,単純な誤記の訂正等ではなく,遺言書の内容についての変更をされるのであれば,トラブルを防ぐという意味では,遺言書の訂正という方法ではなく,手間がかかることにはなりますが,以前の遺言書は破棄された上で,新たに作成される方がよいのではないかと考えます。

又,単純な誤記だけであったとしても,訂正箇所が多くなる場合には,遺言書が見づらくなりますし,たくさんの訂正があることで,遺言の真意を疑われかねないことにもなりかねないとも思いますので,訂正箇所が2,3箇所程度を超えるのであれば,ご面倒でも新たに書き直されることをお勧めします。
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